日本において、名物料理と共食いキャラは切っても切り離せない関係のようだ。ぼくとしては切り離してほしい。

にっこりと店頭で客引きをするのは、仙台の牛タンを勧める共食いウシ。食材となる部位をことさらアピールするように舌を出している点がやるせない。「舌を出す」という行為がどこかコミカルな点もかなしい。

一見笑顔だが、その奥底には悲しみが垣間見える。と思う。本当に心底おどけているのだとしたら、彼には「目をさませ」と言ってやらねばなるまい。