共食いキャラクター

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名物に共食いキャラあり。牛肉で有名な土地などには必ずといっていいほど共食いウシがいるものだ。

そして、ぼくの見るところいちばんの名物共食いキャラ王国は沖縄である。

浮かれ気分のリゾート地でついつい大胆な火遊びを…という話はよく聞くが、南国にはそういう力があるのだろう。共食いキャラにおいてもそれは同じである。

民族衣装を着込んで太鼓をたたく共食いブタ。方言でごまかしたところで、きみがやっていることは仲間の肉のお土産を勧めることだ。

基地問題と同じぐらいゆゆしき沖縄の現実がここに。


 
 南国沖縄からまたひとつ、いけすかない共食いキャラの出現である。

 ぼくは基本的には共食いキャラには同情的なのだが、この表情はいただけない。なにそのニヒルな笑み。
 
 「旨味がが強く、ジューシー」「コレステロールが1/4」などアグーの魅力を猛アピールである。
 
 いや、もしかしたらこの共食いキャラは、ここで推されているアグー種ではないのかもしれない。だとしたら、これは共食いなのかどうか。いやいや、同じブタだろう、共食いには変わりないじゃないかと思うのはいささか浅慮だ。なぜなら我々人間も、同じ人類でありながら異なる人種間で殺し合いを繰り返してきたではないか。

 見るものに、戦いに明け暮れた人類の歴史と、そして人類愛とは何かを問いかける共食いキャラ。その不敵な表情も人類に対する侮蔑の笑みに見えてきた。
 
 うそですけど。


 
 南国沖縄で朗らかに「耳を食え」と誘う共食いキャラ。いかんなくキャラ化されたかわいらしいブタさんだが、「コリコリとした歯ごたえ、とまらない美味しさ」と味のアピールに加え、「コラーゲン、カルシウムが豊富」と栄養学的観点からも共食いを推奨。

 そればかりか要所要所に「おつまみ」「おやつに」など小粋な提案まで。

 罪のなさそうな天真爛漫ぶりなだけに涙を誘う共食いブタ。食わせるのが耳だというのもかえって悲惨な感じがするうえ、アピールが功を奏してかけっこう売れているらしき点にも業の深さを感じる一品。

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